こんにちは、ゆきはるパパです。
以前の記事で、テントやタープにセットになっているプラペグはショボいよね・・・、と考えているパパには鍛造ペグがいいよということを書いた記憶があるんですけども、僕もはじめてキャンプに行ったときには、こんなやっすいプラペグとか使い物にならんやろーって思ったタイプでして。(゚∀゚)
本気のペグを買わないとダメだなってことで色々調べた経験と、年間30回以上キャンプする経験を踏まえまして、これから鍛造ペグを買うならという目線で、鍛造ペグについて考察してみました。
安い買い物ではないので、しっかりと購入前に吟味したうえで鍛造ペグを手に入れてもらえればと思います。
この記事の内容が正解というわけでもありませんが、参考になれば幸いです。
鍛造ペグはファミリーキャンプに利用するだけで、ソロの場合にはむしろチタンやアルミのペグを多用します。
特にテント泊登山の場合は重量を削るために15cmくらいのV字Y字アルミペグを持っていくことが多いです。
鍛造ペグのブランドと長さ
正しい読み方は、鍛造(たんぞう)です。
鍛造(たんぞう)を鋳造(ちゅうぞう)と読み間違えることが多いので、しっかり覚えておきましょう。
この記事を書いている2019年6月現在、鍛造ペグと言えばソリステかエリステかの二大ブランドがキャンパーに人気で有名な商品です。
安心を買うという意味で、鍛造ペグは国産の2ブランドから選ぶのがまず間違いないかと思います。
通称【ソリステ】はスノーピークが出しているソリッドステークのことで、通称【エリステ】は村の鍛冶屋が出しているエリッゼステークのこと。
両者ともに国産で、新潟県三条市の本場で作られているものなので安心です。だから高いんですが。
特にエリステはカラー展開も豊富で、ゴールド、シルバー、ブロンズ、ワインレッド、オレンジ、ピンクなど様々な色を選ぶことができますから、自分のキャンプギアにサイトにテーマカラーを取り入れている人には選択肢が多くて良いかなと思います。
ペグハンマーは専用のものを用意したい
ペグの話に入る前に、ペグハンマーについても一言。
キャンプ好きなパパであれば、ペグをソリステにするならスノピのハンマーに、エリステにするなら村の鍛冶屋のハンマーにすると思います。
うちは村の鍛冶屋で統一してます。(*´▽`*)
鍛造ペグも百均のトンカチで打つことはできますけども、せっかく質の高い鍛造ペグ買うなら専用ハンマーあったほうがかっこいいので、ペグとハンマーは一緒に買いたいところですね。
もし事前に百均トンカチを買っているならそれは子どもに使ってもらって、自分は本気のハンマーでガンガンペグ打っていきましょう。
鍛造ペグの必要な長さと本数の考察
ソリステにしてもエリステにしても、購入前に考えないといけない点は2つあります。
- 利用用途に対する長さ
- 自分のテントやタープに必要な本数
です。
ソリステには20cm、30cm、40cm、50cmと4種類の長さ展開がありますが、僕なりの経験でいうと、使うのは30cmと40cmで十分かと考えます。
エリステはそれぞれ若干短くて18cm、28cm、38cm、48cmを展開してますので、28cmと38cmがあれば良いです。
20cmは短すぎて鍛造ペグなのにもったいないというのと、50cmは長すぎて深くまで刺すのに何度も打ち込まないといけないため疲れるので必要ないかなと。
ペグの形と色について
ソリステが丸型に対してエリステは若干楕円形の形になっているんですが、楕円型のため、グリっと回すと抜けやすいのはエリステでした。
逆に、一度刺さると抜けづらいのはソリステなんですが、撤収時にママにペグ抜きをお願いしても全然抜けなくて大変だったという経緯もあって、うちではママでも抜きやすいエリステで統一しています。
もちろん、ソリステでもエリステでも、両者とも間違いではありません。
たとえばスノピ製品で揃えてる人はスノピで統一したいと思うでしょうし、逆にかわいいテントサイトを目指す人ならエリステのピンクや黄色を選ぶはず。
できれば大型店舗に出向いて、それぞれ手に取ってみてから一気に買いたいですね。
エリステには女子ウケするカラーが豊富にそろっていますが、カラーペグのほうが芝生サイトや砂利サイトでは見つけやすいです。
よくペグの落とし物を見かけますが、目立つカラーペグなら忘れることもないかなと。
うちは娘ふたりなのでかわいい色のほうが喜ぶかな、とか、そんな些細な理由で決めてみました。
あなたのテントに必要な長さと数は?
大切なのでもう一度書きますが、重要なのはペグの長さと使う本数です。
まず40cmを使うのは、一番テンションがかかるタープのメインポールを支えるペグになります。
シングルポールの場合には4つ、クロスポールなら2つ。
ここは40cmにしてどんなに風が強くても抜けないほどにきっちり固定すると安心です。
さらに、レクタやヘキサならメインポール以外の部分でタープから4本ガイロープが伸びますから、ペグも4つ必要です。これは30cmで良いかなと思います。

次にテントですが、テントは標準的なコールマンのタフドームで見るとペグダウンすべき個所は多数ある中、風に対するテンションがかかるのはフライシート(テント全体をカバーしてるシート)の四隅から伸ばすガイロープの4点と、入り口の2点です。
さらにフライシートの側面から2つロープを張ることもありますが、よほど強風でなければつける必要はないかなと。

フライシートの四隅からガイロープを引くところはテントの中で一番テンションがかかるので、しっかりとペグダウンする必要があります。
自立式のテントの場合、テント本体やフライシートが地面に接しているところはそこまでテンションがかからないので付属のプラペグを使いましょう。
もし前室部分にポールを立ててフライシートを開放してタープ的な使い方をする場合には、そのポールから伸ばすガイロープに対しても30cmのペグを打つと良いですね。
ということで、僕が初心者向けに推奨しているタフドーム3025とXPヘキサMDXのコンビで考えると、
- テント用に、30cmが6本(サイドのロープを張るなら、さらに2本追加)
- タープ用に、40cmが2本、30cmが4本
- それ以外の部分は付属のプラペグを使う
ということになりました。
Yahoo天気アプリでは、1時間ごとの予報に風速予報も記載されています。

もし夜中の風速予報が7m~8mを超えるようならば、念のためテント本体にも鍛造ペグを打つほうが安心なので、必要なペグの本数は増えます。
風速1m2m程度ならば、フライシート4点にのみ鍛造ペグを使ったら、地面に接するフライに短いプラペグやアルミペグを打ち、テント本体にはペグを打たないことも多いです。
本日のまとめ
ということで、今回は鍛造ペグの必要な長さと本数に対する考察を僕なりの経験を踏まえてまとめてみました。
考え方としては、
テンションが強くかかるところに対して長い鍛造ペグを打つ
という感じなので、あとは選ぶテントによっていくつ買えばいいかを考えていけば良いのかなと。
結局のところ、ペグダウンというのはテントやタープが風に煽られてもペグが引っこ抜けて飛ばされないようにするためのものであり、テントやタープをより綺麗に張るためのものです。
風がなければ短いペグでも十分だし、綺麗に張らなくてもいいならペグダウンの箇所を減らすのだって問題はありません。
一番危険なのは、抜けやすい短めのペグを打って、タープやテントが強風を受けたときにペグが抜けてしまい、そのペグが人間の顔や体にぶつかること。
ロープやペグが抜けた反動は大きく、直撃したら大怪我しますから、ペグについてはしっかりと考えたいところです。
テントを綺麗に張ったり、ペグをどう打つと効率的かといったところは場数や慣れが必要なものかなと思いますので、ぜひ次回のキャンプではペグについて意識して臨んでみてください。
ではまた、パパキャンプでした。